次男の引っ越しで
先週末の3連休で、この春大学生になって一人暮らしとなる次男の引っ越しをしてきました。
大学が決まったのは10月の初めのこと。
⇒合格発表
あっという間にこの日を迎えました。
長男のときは合格から引っ越しまでほとんど日数がなく、とても慌ただしい引っ越しでしたが、今回は半年近く前から少しずつ準備をしていました。
部屋も、本格的に学生が探しはじめる前の12月には決めて、1月には賃貸契約を完了していました。
千葉県船橋市内の学生向けマンションです。
長男のときは、寝具や衣服、食器などの必要最低限のものを運び、それ以外のものは現地で買い揃えようとしましたが、この時期になると一人暮らし用の家具や家電製品は品切れが多く、配送も混んでいて2週間後なんてことも。
そんな経験もあって、今回はなるべく早めに準備をはじめ、比較的小さくて量販店で特売されやすいテレビやトースターなどは、マメにチラシなどでチェックして購入。
そのほかの家電製品やベッドやその他の家具などの大きなものは、ネット通販を駆使して引っ越し当日の午後の配送指定で注文。
全く慌てることなく、全てのものが揃いました。
これで当日は慌てることもありません\(^o^)/
当日は早朝から妻のステップワゴンに荷物を積み込み、妻と次男の3人で出発。
東北道を東京方面に走り、その後、首都高を湾岸線方面へ。
このルートをクルマで走るのは、7年近く前に家族でTDLへ行ったとき以来です。
次男はそのころまだ小学生で、クルマでば無邪気にはしゃいでいました。
今はというと・・・ずっとスマホです(;^ω^)
途中で渋滞していたこともあって、宇都宮を出発してから3時間以上かかって千葉県船橋市に到着。
まず不動産屋へ行って鍵の引き渡しを受け、いよいよ現地へ。
ここで次男は4年間暮らします。
マンションと言っても4階建でエレベーターは無し。
しかも次男の部屋は4階の一番端のほう。
荷物を持って階段を上がるのに一苦労です。
朝からちょっと頑張りすぎたのか、こ、腰が・・・(T_T)
様子を見ていた次男は、「イチイチドアを閉めていくのが面倒だから、部屋で待ってて。あとは自分で運ぶから。」と、すっかりオッサン扱い(;^ω^)
コノヤロー、つい最近までこのオッサンにだっこされてたくせに・・・(^_^メ)
そういえば、次男をだっこしなくなったのはいつ頃からでしょう。
少なくとも中学生になってからは記憶がありませんので、おそらく小学生のときが最後だと思います。
そのあとは、ちょっと難しい時期になって・・・男の子ですから当然ですね。
だっこは当然としても、高校生のときには、部活でいい結果が出て、とりよたが、おめでとう、と手を差し出しても、次男はそれを受け入れなかったことがありました。
そんな次男に少しずつ変化が。
それは自分の進路のことを意識し始めたころからでしょうか。
⇒次男と日曜日の新幹線で
家を離れることが決まってからは、昔のように話をするようになりました。
⇒湯西川温泉かまくら祭り
運んだ荷物を整理してるうちに、続々と注文したものが到着。
特に家具類は自分で組み立てるため、次男と手分けして作業を開始。
インパクトドライバーを2セット用意しておいて正解でした(#^.^#)
大きなベッドは次男と二人で組み立て。
阿吽の呼吸で順調に作業終了。
新品でフカフカのベッドと布団に次男もうれしそう。
その間、妻は生活用品の買い出しです。
シャンプーやら洗剤やら、次男がいつも使っているものを買いそろえてきました。
テレビやインターネットの設定も終え、夜になるころには引っ越し作業は完了しました。
オッサンのとりよたはこのころにはグッタリ・・・
まあ、ここのところ仕事で遅かったこともありましたが、なんとも情けない。
ここで次男を残して妻と二人で宇都宮に帰るつもりでしたが、このまま長距離を運転していくのも少し不安です。
次男が心配して、「少し休んでいったら?ここで寝ていいよ。お母さんと近所を見てくるから。」
なんと、組み立てたばかりの新品のベッドと布団に、自分が使う前に寝ていいと言うのです。
今までの次男からは考えられません。
随分大人になったものです。
次男に言われたとおり、1時間くらい仮眠をとったころ、次男と妻が戻ってきました。
おかげで少し復活。
一緒に夕食を食べてから帰ることに。
食事は近くにあるイタリアンレストランへ。
ピザの食べ放題コースがあるというので、全員それを注文。
大好きなピザにかじりつく次男の表情は、小学生のころのままです。
それを見ながら、妻と二人で寂しい気持ちになっていました。
子供が生まれてからというもの、とりよたも妻も子供中心の生活でした。
新幹線通勤を始めたのも家族のためでしたし、いつも家で待っている家族のために、来る日も来る日も往復200km以上の長距離通勤を続けてきました。
3年前に長男が、そして今回次男が家を離れ、新婚の時以来の夫婦二人だけの生活になります。
本当に一生懸命でした。
一生懸命だったからこそ余計に寂しい気持ちになります。
一方、大好きなピザを思う存分食べた次男は満足そう。
ですが、なんだかスマホを見ながらちょっと寂しそうに。
聞けば地元に残してきた彼女のことを気遣っている様子。
「大丈夫。お父さんとお母さんも遠距離恋愛を乗り切ったんだよ。」と言いましたが・・・全然聞いてません(~_~;)
う~ん、そりゃそうだよね。親と離れるより彼女と離れるほうが寂しいよね。
食事を終えて、いったん次男の部屋へ。
忘れ物はないか確認して、ここで次男としばらくのお別れです。
ドアを開けようとすると、次男が「くれぐれも気を付けて帰ってね。」
それを聞いたとりよたは、思わず、「しっかり頑張るんだぞ・・」と次男を抱き寄せました。
次男は、小学生のころ以来の父親のだっこを、黙って静かに受け入れてくれました。
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